借金返済にかかわる弁護士相談の内容
債務整理の相談に乗ってくれる
借金を抱える人の中には毎月多額の返済を背負いながら、苦しい生活を強いられているケースが少なくありません。リストラや会社の倒産、会社の業績悪化による報酬の大幅な減額など、借金を抱える理由は人それぞれ。計画的に返済する予定であったにもかかわらず、想定外の出来事によって返済を滞納することになった人もいます。
毎月の生活費もままならず、生活することができなくなった場合、誰にも相談できず悩み続けている人も多いものですが、そんな人にこそ弁護士への相談がおすすめです。返済の見込みがなく、日々の生活にも悩むほどの借金を抱えている場合は債務整理の相談に乗ってくれます。
弁護士への相談といえば高額な相談料に躊躇する人も多いですが、借金に関わる相談は多くの弁護士が無料で引き受けています。
債務整理は司法書士よりも弁護士への依頼がおすすめ
借金を減額するためには人によってさまざまな方法があります。あまりにも多額の借金を背負い、収入も不安定な場合は元金の返済能力も無いと判断され、自己破産を勧められるケースも少なくありません。借金そのものをゼロにし、一切の返済義務を放棄するのが自己破産です。
これに対し、一定の収入はあるものの、高額な金利を支払い続けていることによって元金が減らず、自転車操業のような状態になっているケースもあります。この場合は、当初の契約にあった金利を支払わず、元金を5年程度の分割によって返済していきます。これを任意整理といいます。
他にも個人再生や特定調停といった方法もありますが、債務整理で行われる手法は主に自己破産か任意整理です。債務整理は弁護士以外にも司法書士が取り扱うことのできる業務ですが、1社あたりの借入金額が140万円を超える場合、司法書士が扱うことはできません。そのため、借金に関する問題は弁護士へ相談することが最適な方法といえるのです。
借金返済の弁護士相談はこんな人におすすめ
借金の返済金額が多く、生活が苦しい
消費者金融や銀行などからのカードローンは、一般的な住宅ローンや自動車ローンに比べて金利が高く設定されています。使途が限定されていないため、つい使いすぎて計画的な返済がままならないというケースに陥りがちです。
1社の借金が限度額に達したため、2社目、3社目と複数のカードローンを繰り返すうちに借金が膨れ上がり、やがて多額の金利に悩むことになります。この状態では一切経済的余裕がなく、想定外の出費があるとその時点で借金を滞納せざるを得ない状況になります。借金の返済で首が回らなくなる前に、一度弁護士へ相談してみることをおすすめします。
過去に借金を完済したが金利が高く苦しかった
過去に借金をしていて、現在はすでに完済した人も一度弁護士に相談してみることがおすすめです。
特に2006年以前に借金をしていた人は、法律で定められた金利よりも高い金利を支払ってきた可能性があり、その分を請求することができるとされています。これを過払い金請求といい、中には数十万円単位で過払い金が返還されるケースもあります。借金を長期間に渡って返済し続けてきた人は特に過払い金請求によって返還される金額も大きくなります。
現在の借金をできるだけ軽くしたい
何らかの理由によって返済の計画に狂いが生じ、返済計画を見直したいという場合や、できるだけ負担を減らしたい場合にも弁護士への相談は有効な手段です。
転職や人事異動によって収入が減った場合であっても、継続的な収入のある人であれば自己破産ではなく任意整理や個人再生という手段を選ぶことができます。自己破産とは違い、持ち家や資産を差し押さえとなることもなく、これまで通りの生活を営むことができます。
クレジットカードの利用に制限があったり、一定期間ローンを組むことができないなどのデメリットはありますが、金利分が減額されるだけでも心理的なストレスは大幅に低減するはずです。
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