50万円の借金の理由と借入先
足りない生活費
50万円の借金の理由のひとつが足りない生活費を借金で補ってきたパターンです。毎月1万円や2万円など、足りない生活費を少額ずつカードローンやキャッシングで借り入れをしていき、合計で50万円の借金になっていた、ということも少なくありません。
また、普段は自分の給料の範囲内で生活できていても、結婚式やお祝いなど突然の出費が重なった時や、飲み会の開催や大きな買い物をした時など、一時的に生活費のために借金をする時にも、50万円ほどの借金になることがあります。
生活費が足りない時の借入先は、額は少なくてもすぐにお金が必要、ということが多いため、審査に通ればATMですぐに借り入れができるカードローンや、すでに持っているクレジットカードのキャッシングを利用することが多いです。さらに、金融機関ではなく1万円や2万円などの少額の場合、友人や知り合いなどに都度借りていることも多いです。
奨学金など働く前のお金
日本の教育費は総じて高額になりやすく、こども一人当たりの教育費の高さも少子高齢化の理由のひとつになっています。その中でも、特に高額なのが大学費用です。私立大学に進学した場合はもちろん国立、公立よりも高くなります。さらに、医学部や歯学部など、理系や医学系の学部に進んだ場合はより学費が高くなる傾向にあります。
一般家庭の中では、大学の学費が捻出できない場合も多く、その時には奨学金を借り入れることになります。奨学金は一般的な金融機関よりも利息は少ない分、社会人になった後の給料から奨学金を支払っていかなければいけません。よって、新卒でまだ給料も低い社会人にとっては50万円の奨学金返済でも大きな負担となります。
教育費用以外にも、一人暮らしをする時には引っ越し費用や契約金が必要です。賃貸契約は最初に敷金礼金、数ヶ月分の家賃に相当する契約金もかかり、まとまったお金を捻出するために50万ほど借金することもあります。
結婚費用
結婚をする時にかかる費用を全て借金した場合、総額で50万円ほどになることも少なくありません。結婚にかかる費用は結婚式や披露宴の式場代や招くゲストの食事代、衣装代などのほか、新婚旅行の費用や婚約指輪、結婚指輪などにもかかります。
さらに、地方によっては結納や奥さんの家庭へ嫁入り費用などを収める必要もあります。また、新婚旅行の旅行先や指輪の材質や宝石の有無、結婚式や披露宴の招待客の数によっても費用は割高になります。これらの結婚にかかる費用が足りず、借金することもあるのです。
50万円の借金返済のコツとは
借入先と元本を把握しておく
50万円の借金で複数の借入先がある場合、どの借入元からいくらの借金をしているかが把握しにくくなります。さらに、借金は元本だけでなく利子も返済しなければいけないため、少額でも借入先が複数あれば、元本が返済できているかどうかが把握しにくくなります。
50万円の借金を上手に返済していくには、どの借入元からどのくらいの借金をしているかを常に把握しておく必要があります。さらに、利子の返済だけで済ませるのではなく、元本を減らせる返済計画を立てれば、確実に借金の返済に繋がります。
弁護士へ相談する
50万円の借金でも、長期間返済にかかるとそれだけ多くの利子を支払うことになります。さらに、最初は50万円ほどだった借金がいつまで経っても減らない場合は、過払い金が発生している可能性もあります。
50万円の借金でも返済に苦しく生活費を圧迫している時や、何年も返済しているのに完済できない場合は、借金問題に強い弁護士への相談をおすすめします。今どのくらいの借金があって、もしも過払い金が発生している時には返還請求を依頼することもできます。借金問題に強い弁護士の中でも、初回に無料相談を設けている弁護士も多くいますので、気軽に相談してみましょう。